ジカ熱で最もリスクが高まるのは妊娠初期それとも妊娠中期後期?

ジカウイルスのクローンの開発に成功したとのニュースがありました。

しかし、WHOは「ジカ熱」が急拡大しており、米大陸で今年最大400万人

に感染する恐れがあると発表しています。

ジカ熱の感染が拡大しているブラジルのルセフ大統領は、カーニバルや

オリンピックに向け、ジカ熱を媒介する蚊の駆除に全力を挙げると演説し、

米オバマ大統領もルセフ大統領と電話で対応を協議し、有効なワクチンの

開発など共同の取り組みを急ぐことで一致した。

問題なのは、今のところ有効なワクチンや治療法は存在していないことです。

 

ジカ熱が問題な理由は?

ジカ熱はデング熱やチクングニア熱と同様、蚊を媒介して感染するが、

ジカ熱は感染しても症状が軽いため気付きにくい場合もある。

蚊に刺されてから2〜7日程度の潜伏期間のあと、軽度の発熱や発疹、

結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などの症状が2〜7日間程度続き、

症状は自然に治まる。感染したヒトから他のヒトに直接感染することは

ないが、移植や輸血によって感染する可能性は否定できない状況です。

 

最もリスクが高いのは妊娠初期それとも妊娠中期後記?

jika

一方、妊婦が感染すると胎児に「小頭症」と呼ばれる先天異常を引き起こす

ことが強く疑われている。死産となる可能性が高く、産まれても早期に

死亡する可能性も高い。そのため、南米諸国では妊娠を避けるよう呼び掛けて

います。またブラジルでは人工中絶は違法だが、人口中絶を認める声が強まって

います。

そこで、もっとも感染した場合リスクが高いの妊娠初期といわれています。

初期というのは妊娠3か月の時期だそうです。

ですので、ちょうど妊娠しているかどうかわかる時期なので、それまでに予防する

ことも難しいということです。

まだはっきりとは判明していませんが、妊娠後期になると比較的リスクは少なる

といわれています。

 

日本で感染する可能性は

ジカウイルスは蚊を媒介に感染するが、熱帯に生息する蚊に多いです。

2014年以降日本人でも3人感染が発見されているが、いずれも海外で

蚊に刺されたためで、フランス領ポリネシアとタイ・サムイ島で感染

されています。ただ、日本に存在するヒトスジシマカという蚊も媒介し、

日本で感染する可能性が全くないわけではないです。

この蚊は5月中旬~10月下旬頃までの間、主に日中、野外で活動する

ので、とにかく長袖を長ズボンを着用するなどの対応が必須です。

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です