ファンド投資とNISAの違いと投資信託の仕組み運用会社の役割をわかりやすく!
今回はあいまいとなりがちなファンド投資と
最近流行っているNISAの違いについてと
運用会社の役割について調べてみました。
運用会社の役割は
運用会社の業務についてみていきます。運用会社の業務の
分け方については特に明確な定義があるわけではありませんが
フロント業務、ミドル業務、バック業務の3つに分けることが一般的です。
ファンドには、3つの金融機関が関わっています。販売会社
運用会社、資金を管理する会社という違う会社が関わっている
ことで、情報はきちんと運用報告書などで報告されます。そのため、
投資家は資金の流れや運用実績を公正に把握できる
しくみとなっています。
投資信託とNISAの違いは
投資信託には、受益者(投資家)、販売会社(証券会社、銀行)、
委託者(投資信託委託会社)、受託者(信託銀行)の4者が関係します。
受益者である投資家は販売会社を窓口として投資信託を購入します。
運用の指図をするのは委託者である投資信託委託会社(運用会社)で、
ファンドマネージャーはここに所属します。投資家の資金を預かって
管理するのが受託者である信託銀行です。
NISA口座(非課税口座)を通じて投資信託やETF、株式等に投資し、
運用で得られた利益が非課税になる制度のことをいいます。
通常、金融商品から得られた利益には、20.315%の税金がかかります。
しかし、NISA口座を利用して得られた利益については非課税となります。
NISA口座を利用すると利益に対する税金は非課税となり、約10万円の節税
となります。特に新NISAでは口座開設期間が恒久化されるため、成人であれば
年齢に関係なく、さまざまな年代の人が活用できる制度となっています。
運用会社の仕組み
・フロント業務
フロント業務はさらに運用フロントと営業フロントに分けられます。
運用フロントに関わる人たちを一般的にファンドマネジャーやトレーダー
と言います。
ファンドマネジャーは投資家から集めた資金の投資判断を行ったり、
ファンドの資金繰り管理を行います。例えば、株式のファンドマネジャー
であれば、どこの企業に投資するのが良いか企業分析を行ったり、
企業経営者へのインタビューなどを行っています。
営業フロントは、運用しているファンドの営業を行います。
投資信託における営業フロントでは、自社が運用するファンドを
販売会社に取り扱ってもらうための営業活動や情報提供を
目的とした投資家向けのセミナーなどを行っています。
・ミドル業務
ミドル業務では主に運用ディスクローズや、リスク管理などを
行います。運用ディスクローズでは、投資家の皆さまに向けて
ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)やファンドの運用状況を
お知らせするレポートなどの作成を行います。リスク管理では、
主にファンドの運用状況について運用リスクの観点などから
モニタリングし、ファンドの運用方針から逸脱した運用が
行われていないかをチェックしています。
・バック業務
バック業務では、日々ファンドが投資している資産の売買や資金流入を
会計システムに入力し基準価額の算出を行います。また社内システムの
開発や保守業務などを行うIT部門や一般的な会社に共通する人事部や
総務部などもこのバック業務に分類されます。
参照:https://www.fxmarketview.biz/
まとめ
今回は、初心者には曖昧になりがちな
投資信託のしくみとNISAの違いを中心に
調べてみました。
NISAに投資することは、結局背後を考えると
投資信託への投資と変わりはないですが
税制優遇があることが特徴です。