イスラム国の目的とアルカイダとの違い~実はすでに絶縁状態?
今問題になっているイスラム国とアルカイダの違いが、曖昧になる時
があります。同じ系統の組織のように思いがちですが、実は、そうであって
現在は全く違う組織であるということを認識していない方も多いかと
思います。
そこで、今回は、それぞれの組織について調べてみました。
アルカイダは、2001年のテロの首謀者とされるビンラディン容疑者が結成
した国際テロ組織です。
そして、2011年のパキスタンでの攻撃でビンラディンは死亡し、ナンバー2
だったエジプト人のザワヒリ容疑者が最高指導者になっています。
イスラム国は、アルカイダ系などのスンニ派過激派勢力が2006年に合流
して旧イラク・イスラム国(ISI)が前身で、シリアの内戦で勢いを増し
指導者アブバクル・バクダディ容疑者が、預言者ムハンマドの後継者
としてカリフを名乗り、イスラム国家の樹立を一方的に宣言しました。
それが、イスラム国です。
イスラム国とアルカイダは元の系統は同じですが、現在は絶縁状態
にあるようです。
シリア内戦で余りにも残虐なイスラム国のやり方にアルカイダは一線
を画すようなったようです。
また、バクダディ容疑者がいち早くカリフを宣言したこともアルカイダ
の反発招いたと言われています。
またリーダーの年齢のギャップと、イスラム国が行政的な組織を
もって一方で、実態がなく理念を共有して活動しているアルカイダ
とは、現在の形態はまるで違っているようです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。