ネクソンの決算と海外戦略について
ネクソン<3659>は、11月13日、第3四半期(2015年1~9月期)の連結決算(IFRS)を発表し、
売上収益1444億4700万円(前年同期比11.1%増)、営業利益519億7500万円(同12.4%増)、
最終利益507億3300万円(同50.0%増)でした。
これをみると海外での売上が牽引役となり、とくに韓国と中国での好調さが目立ちます。
中国における主力のPCオンラインゲーム『アラド戦記』の売上収益が好調に
推移したことに加え、韓国で展開中のPCオンラインゲームも伸びています。
ゲームはアートである
NEXONでは、海外戦略に重点を置いており、北米においてもパートナーシップやM&A中心に
伸ばしています。
NEXONのゲームの品質へのこだわり、世界中でのパートナーシップの強化は良い結果に繋がり
続けています。2015年度第3四半期は当社予想を上回る素晴らしい業績となりました。
また、NEXONは複数の戦略パートナーシップを発表致しました。
アジアでは、韓国及び中国におけるPCオンラインの主力タイトルが好調であるとともに、
モバイルゲーム『DomiNations』が日本、韓国及び台湾などのアジア地域にて配信を開始しており、
とりわけ韓国において好調にスタートを切りました。韓国においては、『TERA』を題材
としたモバイルゲームのグローバルパブリッシング契約をBluehole Studioと締結致しました。
北米においては、素晴らしいパートナーシップを発表することができました。『Titanfall™』
を活用した複数の新作モバイルゲームを提供すべく、NEXONはRespawn Entertainmentとともに
ゲーム開発会社Particle Cityに対して戦略的投資を実施致しました。また、業界で豊富な
実績を持つDallas Dickinson氏が新設したゲーム開発会社QC Gamesが開発する初のタイトル
を配信するために、戦略的パートナーシップ契約を締結致しています。
NEXONはゲームの根幹となるソフトの開発に力を入れており、海外を中心にその戦略を
伸ばしているようです。