BCG予防接種が新型コロナのワクチンとして効果がある噂の真相は?

皆さん幼い頃BCG予防接種をうけたことを覚えて

いるでしょうか。名前は聞いたことがある方が

多いと思いますが、日本ではほとんどが幼いころ

受ける予防接種です。それが、トロント大学で

今世の中をパニックに陥れている新型コロナウィルス

のワクチンとして効果がある可能性があると

発表したことで話題になってます。

BCGワクチンの記事内容とは

オーストラリア南部メルボルンにある小児医療研究所

「マードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティチュート」

は27日、新型コロナウイルスに効果があるかどうかを調べるため、

結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を開始すると発表した。

 BCGは全世界で毎年1億3000万人の子供に接種されている。

発表によると、これまでの研究ではBCGを使うことで、新型コロナに

似たウイルスに感染した人のウイルス数が減ったという。BCGは人間の

基本的な免疫機能を強化する作用があるとされる。 

            引用記事:共同通信

これがもし実証されれば、日本人に対しては非常

に大きなアドバンテージになると思います。実は日本では

幼児のBCGの接種率が非常に高く、ほぼ100%が1歳までに

受けています。反対に欧米では低く、又はツベルクリン検査に

反応があった場合のみに接種が多いです。

BCGが新型コロナに効果がある噂の真相は?

BCGは、結核のための予防接種です。

結核の感染状況は、世界の結核患者届出数(WHO)をみる限り、

結核患者数は十年前に比べ減少するどころか、むしろ増加傾向

にあります。開発途上国の結核患者は届出されたものだけでも

約1,200人にひとりの患者が毎年発生しており、先進工業国の

5倍近い発生率です。地域的には、中国、インドなどを中心とした

アジア地域に多くの患者が発生しています。

そして今回の新型コロナに効果があるのではないか?という理由について

は、予防接種を受けていない国での爆発的な感染と、病状の深刻化

が進んでいるのも理由にあげられます。

先進国では実施していない国が多く、アメリカ合衆国、カナダ、

北欧、西ヨーロッパ(フランスを除く)、オーストラリア、ヨルダンなどで

はBCGを実施していません。そして、この予防接種をうけていない

とくにアメリカとヨーロッパで深刻化がすすんでいるのです。

BCC予防接種の新型コロナへの効果のしくみは

この研究ではBCGが血液のエピジェネティックを変化させるという仮説を

人間で確かめることが目的になっています。実際、同じ時期にマウスを

用いた実験系で、BCGがIL-1βを介して造血幹細胞のエピジェネティック状態

を変化させることで、長期間続く訓練免疫状態が維持できることをCell に報告して

います。

この研究ではまず、BCG接種を受けた健常人血液から単球を分離し、ヒストンの

アセチル化を全ゲノムレベルで調べ、一回のBCG接種で、単球のエピジェネティック状態が

大きく変化し、特にサイトカインや様々な増殖因子を分泌する方向にプログラムが

変わっていることを示しています。これが、ウィルスに対する

抗体力を高めると期待されています。すなわちBCGが長く持続する

血液の変化を誘導することを示しています。この状態を訓練免疫状態と呼び、

IL-1βやIL-6などの分泌が恒常的に高い状態を誘導していることを示して

いるのです。

まとめ

この発表はまだ研究段階ですが、世界で徐々にワクチン開発

にむけて動いていることを示していると思います。

BCGが、新型コロナの特効ワクチンとして認められるには

まだ時間がかかると思います。また他でもワクチンの研究が

行われており、はやく救世主となるワクチン開発がすすむ

ことを期待したいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です