GDPデフレーターとは?求め方を子供でもわかるように解説
GDPとは、日本語で国内総生産と言われますが、
これでも少し分かり難い言葉ですよね。
今年の7-9月期のGDPが前期比年率1.0%に上方修正されました。
速報値の➖0.8からの上方修正です。
そこで、よくGDPとは、物やサービス、財の
生み出された付加価値の合計とも言われますが
よく大事な指標といわれるGDPデフレーターとはなにか、
理論と求め方について身近に例えて解説します。
GDPとGDPデフレーターとはなに?
GDPはよく付加価値の合計であるといわれます。
具体的にいえば、
消費➕投資➕輸出➖輸入
の式で表されます。
ではGDPデフレーターとはなにか。
それは、付加価値の物価と考えていいと思います。
例えば、私のうちがりんごを作っているとします。
その年はりんご1個100円で100個栽培したとします。
そうすると、この年のGDPは、1万円となります。
翌年はりんごを110個生産したとすると、名目GDP
は110円x100個となり11000円となります。
名目GDPは10%アップしたことになります。
ところが、物価が下がって、りんごの価格が
1個90円になってしまったらどうなるでしょうか?
90円x110個で9900円となってしまいます。
同じ110個を生産したのにGDPは下がってしまいました。
これが実質GDPです。
実質GDPは前年比マイナス1%となってしまいます。
この名目と実質の物価率の差がGDPデフレーターと
いわれるものです。
ということは実質GDPが大事
この例では、100円が90円になったわけですから
マイナス10%となります。
当然、経済活動には、物や財やサービスを営んで
価値を生んでいるので、GDPはそれらを合計した
ものになります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。