9月に米連邦準備理事会が行った決断、利上げも見送りもいばらの道!
本日の朝3:00にFOMCのステイトメントが発表、そしてその
30分後にイエレンFRB議長のプレスカンファレンスが開かれます。
今年最も注目されている今回のFOMCですが、その注目点はどこにあるのか
先ずはまとめてみます。
1.何と言っても利上げが実施されるかどうか、
それか今回見送ったとしても…..
10月か12月の会合で行う可能性が高いことを示唆するという、妥協策を
探るかどうかです。その意味で、イエレンの記者会見でどう説明すかが
重要になるとおもわれます。
2.利上げのサイクルや今後の見通しについて。
特に今年末時点でのドットチャートに注目が集まります。
3. 7月の議会証言を踏襲するかどうか?
イエレンは”慎重かつ段階的に金利が上がる”と証言しています。今回のFOMCで
このメッセージを強調する可能性があります。
4. 長期経済見通しの修正
6月のFOMCの時点では、GDPが2.0-2.3%、失業率が5-5.2%、FF金利が3.25%
でした。これらがどこまで引き下げられるか注目です。
5.全会一致が崩れるかどうか?
FOMCは5会合連続で全会一致の判断を下していますが、今回はどちらの判断にしても
反対票が投じられる可能性があります。
注目はタカ派代表のリッチモンド地区連銀のラッカー総裁とハト派のシカゴ地区連銀
のエバンス総裁の動向が注目です。
今回の決定、どちらの決定になっても、ステイトメントあるいは、記者会見でその
影響を最小化する文言が組み込まれる可能性が強そうです。
すでに利上げ既定路線にしている連邦準備制度理事会にとって、利上げしても
見送っても市場の期待を裏切る結果となり、株式市場の不安定はまだ続きそう
です。
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