米原油とWTI原油先物の関係

よく米原油のことを、ニューヨーク原油先物とか、WTI先物という
言葉をよく耳にします。
最近のニュースで米原油の在庫が過去最高を上回った、米原油についての
ニュースが多いですが、これらの言葉について調べてみました。
WTI先物とは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所、(現在は、シカゴ・マーカンタ
イル取引所と統合)で取引されている、アメリカ国内の原油現物市場を
反映したものです。
WTIの取引では、集油所があるカッシングで現物の受け渡しが行われて
います。
WTIの価格が世界の原油価格中で最も有力な指標といわれています。
1日あたりの産出量は約100万バレルにも満たないにもかかわらず
WTI先物取引では、その100倍に及ぶ1億バレルを超えているため、
実際には、他の原油をWTIと同質になるようにブレンドしたもので
受け渡しが行われています。
ここのところのWTI原油先物価格の下落は、米原油の在庫の多さにも
大きく影響されています。
米国がシェールガスを生産するようになり、世界的な受給バランスが
崩れ、過剰供給になっていることが、原油価格の下落に津なっがている
大きな要因のひとつといわれています。
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