ムリエル(セビージャ所属)の実績は日本代表サッカーの驚異となる?
日本代表はワールドカップ初戦にコロンビア代表
と当たります。
監督問題とか代表選びでいろいろゴタゴタ続きの
日本代表にとって、この初戦のコロンビア代表戦で
全てが決まるといっても過言ではないでしょう。
ここで負ければジ・エンドで、当初の予想通り
日本代表のワールドカップは終焉するでしょう。
そこで、対戦相手となるコロンビア代表のキーマン、
とくに、監督が大絶賛しているコロンビアのムニエル
選手について紹介したいと思います。
ムリエル選手の今までの実績は
ムリエル選手は2011-12シーズンはレッチェにいました。
ウディネーゼに所属していた彼はファン・ギジェルモ・クアドラード
とともにレンタル移籍をし、セルセ・コズミ監督の薫陶を受けて
リーグで頭角を現してきました。
その時の監督の評価は、フィオレンティーナやチェルシー、
ユベントスへステップアップを図るクアドラードよりも、
その潜在能力は高く評価されていました。
確かにそのプレイぶりは、ロナウドと同じくらいの評価
でした。
コロンビアはアトランティコ県の、サント・トマスという街の
出身で、少年時代は得点力の高いストライカーとして高い評価を受け、
デポルティーボ・カリのユースチームに所属していました。
2008年にはUー18リーグで29得点を挙げて得点王になりました。
その間ロナウドに影響を受けた彼は徐々にスピードも開花させ、
トップチームに引き上げられると2010年のコロンビア・プリメーラ
の前期でブレイクを果たしました。
19歳にしてアンタッチャブルな存在となった彼は、やはり
欧州クラブの注目を受けました。そしてここでもウディネーゼが
獲得レースに先行し、同年の6月22日に移籍が決まりました。
その後は育成のためレンタル移籍を繰り返し、ジェノア戦でデビュー
しました。そして第14節のナポリ戦で初ゴールを挙げると、
そこから目覚ましい活躍を遂げた。爆発力のあるドリブル突破は、
堅いセリエAクラブの守備陣相手にも敵無しの状態となったのです。
セビージャでの活躍は?
現在、ムニエルはスペインのセビージャに所属していますが、
強靭なダッシュで一気にトップスピードに乗りながら、軽やかな
ボールタッチで自由自在に緩急をつけるドリブル突破には、
誰もがブラジル代表の名ストライカーの姿を重ねています。
しかし現在セビージャでは課題となった不安定さそのものは
払拭しきれていないようです。昨年夏には約2000万ユーロの
移籍金でセビージャに移ったものの、成績は芳しくなく本領を
発揮できていません。しかし、他のストライカーの周りを
自由に動き役割を与えるならば、ムリエルは活きるタイプの
選手です。コロンビア代表のホセ・ペケルマン監督は、
ラダメル・ファルカオのパートナーとしてムリエルを使う布陣を
テストしているようです。
ムリエルのプレースタイルは
ゴール前を主戦場とするストライカーを前線に起き、その周りの
スペースを使ってチャンスメイクをするタイプの選手です。
サンプドリアで活躍したときと同じようなスタイルであり、
ロシアW杯で起用される場合にはこういう役割に回る可能性が
あります。また、ムリエルのドリブル突破は強力です。
縦の突破を消すために集団で囲んでも、一度の方向転換で
ゾーンに穴を開け、組織守備を無効にしてしまう技術と
スピードをムリエルは持っています。
ムリエル選手の弱点は
それは、間違いなくムラっ気のあるメンタルです。
彼は、何度も不摂生によるウェイトオーバーで監督
と対立しています。したがって、気分を乗らせないことが
一番の対策です。調子に乗せれば止めるのは難しい大器
なので、イライラさせたまま、プレーをさせる方法を
考えるべきです。
まとめ
ムニエル選手はポテンシャルはすごいことに間違い
ないようですが、ムラっ気があるところが弱点です。
その潜在能力が解き放たれないように、彼にぴったりついて
イライラさせることが大事だと思います。
彼のポテンシャルを解放させないよう、日本は十分な
警戒が必要です。