香港デモはなぜ収まらないのか?
様子見の構えを決めこんでいる政府に対して、香港デモの規模は収まる気配がありません。
では、なぜこの香港デモが収まる気配がないのか分析してみたいと思います。
一つは、このデモの主導者たちが、中国政府の出方をすでに察し、それに備えた持久戦の準備をしていることです。
2つ目は、この香港デモの目的が2017年の行政長官の選挙の民主化が目的ですが、現在の行政長官がそれに否定的なことが伝わるやいなや、現在は、行政長官の辞任を要求するデモに変わってきている。
3つ目は、香港デモの主導者が学生が主体であることから、世界中からネットを通じた支援を受けており、それが学生たちのモチベーションにつながっているから。
4つ目に香港デモを長期化させて、本土へ波及することも想定しているから。
以上の点が予想以上にこのデモが拡大し続けている理由としてあげられると思われます。
このデモは、次に行政長官更迭にむけての実力行使も準備していると言われており、今度は、休み明けの出勤の阻止を狙ったバリケードをひくとのうわさもあります。
次は、政府舎長が無事に営業できるかどうか焦点となっています。
また、そうしてエスカレートしていく中、政府側が様子見をどれくらい決め込めるかも今後の焦点となりそうです。
中国政府が一番おそれているのは、デモが本土に波及することです。