イスラム国による女性やヤジド派の犠牲について
日本でいわれているイスラム国とは、イラクとシリアのイスラム国(ISIS),
イラクとレバントのイスラム国(ISIL)を総じて使っています。
2014年6月29日にイスラム国の名を採用すると宣言し、各国はこの名称
を認めていないものの、メディアでそれぞれ呼び方が違うのが現状です。
そのイスラム国の生い立ちと同じイスラム教徒でありながらはくがいして
いるヤジド派について調べてみました。
イスラム国の原型は、2006年にスンニ派武装組織と合流し、10月には解散し、
他組織と統合し、イラク イスラム国と改称しています。
その後2012年にバグダッドで数々の自爆テロを繰り返し、2013年4月に
イラク レバント イスラム国に改称し、シリアへの関与を強めていきます。
2014年に入ると、シリアの反アサド政権から武器の提供を受けたため、
急速に軍事力を強化し、勝手に”イスラム国”というあたかも国のような名前に
改名したのが現在のイスラム国です。
そのイスラム国が迫害をつづけているのが、他宗教や宗派だけではなく、
同じスンニ派であるにもかかわらず、宗教観が違う者を攻撃し断罪しています。
その対象となっているのがヤジド派で、イスラム教とキリスト教が混じり合った
教義をもつとされています。
イスラム国は、ヤジド派の住む村を攻撃し、少女を含む女性をシリアに
移管し戦闘に加えさせるという無惨な行為を行っているのです。
現状のイスラム国の拠点はシリア国内にあるといっていいぐらいシリア
に勢力を拡大しており、今回のイラクのイスラム国の攻撃は、アメリカの
空爆ととに大規模なものとなっています。