石油業界再編は必須?売上高ランキング一覧からみる今後の動向

今、石油業界の重石となっているのは、石油処理能力

の減産をもとめられていることです。

出光興産は、千葉県にある製油所の生産能力を日量

5万から6万バレルの検討にはいっています。

しかしながら、減産すれば、規模が縮小するばかり

で代替の収益源が見つからない状態に陥っているのが

現在の石油業界です。

そこで、にわかにもちあがっているのが、海外市場

開拓に向けた再編です。

日本の石油業界売上高ランキングからみた、今後の石油業界

再編のシナリオについて調べてみました。

 

現時点の日本の石油業界売上高ランキングは、

以下のとおりです。

1.JXホールディングス  12兆4000億円

2.出光興産     5兆円

3.コスモ石油    3兆5000億円

4.東燃ゼネラル  3兆2000億円

5.昭和シェル石油  3兆円、

以上が、日本の大手の石油業界の売上高ランキング

です。

今回、再編のうわさが上がっているのが、出光興産と

昭和シェル石油です。

出光興産はすでに、ベトナムなどの海外の製油所の増産

に積極的に動いており、今回の買収は、さらに海外拠点

を強化したいとのねらいのようです。

昭和シェル石油の筆頭株主は英蘭ロイヤル ダッチ シェル

で、昭和シェル石油も株主との兼ね合いから海外展開

が思うように進んでいなかった現実があります。

その状態できた出光興産の買収は、生き残りをかけた

戦略から必要だとの判断が働いているようです。

もう一つ動向として、コスモ石油と東燃ゼネラルも

千葉県で共同で石油製油所を運営し始めており、

第三極も生まれようとしています。

売上高数十兆円規模のエキソンモービルや英BP社

などの世界の大手とは、見劣りすることから、

売上高ランキングの2番目から下の連合体も日本で

再編実現するかもしれません。

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