ソフトバンク社債の評判と社債の種類について

社債とは、企業が、主に中長期の資金を調達する際に発行する債権のことです。

企業が直接、投資家から資金調達する直接金融であり、貸借対照表上は負債に

位置付けられます。また、銀行借入と違い、社債発行企業がある程度自由に

返済方法を決められます(最終期限に一括償還することも可能です)。

社債発行は大きく分けてこの2つ

社債は、購入者をどのように募集するかによって、「公募債」と「私募債」

に分かれます。私募債は「プロ私募債」と「少人数私募債」とに分かれます

(表1)。

社債の種類と公募債と私募債の比較

               公募債             プロ私募債        少人数私募債

社債の購入者         多数の者           適格機関投資家のみ     50名未満、縁故者や会社に関連する者に限定

発行する金額         制限なし            制限なし          1億円未満

届出の必要性         有価証券届出書を提出      不要             不要

決算等の開示の必要性     有価証券報告書を提出      不要             不要

その他の規制         格付けの取得が求められる    なし             なし

社債の種類

≪新株予約権付社債≫

新株予約権付社債とは、新株予約権の付いた社債のことをいいます。新株予約権とは、

会社に新株を発行させる、または会社の自己株式を移転させる権利のことです。

2002年4月1日施行の商法改正で導入されました。

従来の転換社債とワラント債は、今回の商法改正により、新株予約権付社債に分類されました。

◆転換社債

転換社債とは、株式に転換する権利(転換権)が付いた社債のことです。

商法改正により、この転換権が新株予約権に改められました。

転換社債は普通の社債として発行されますが、転換請求期間内に新株予約権(旧 転換権)

を行使すれば、社債を株券に転換できる債券です。株式に転換すると、元の社債はなくなってしまいます。

もちろん、株式に転換するのに追加の資金は要りません。

転換社債は、投資家にとても有利な社債です。

会社の株価が値上がりした場合には、株式に転換して売却すれば利益が得られます。

株価が値下がりした場合には、社債のまま保有していれば、クーポンの支払いを受ける

ことができます。満期日には、額面金額の元本が返ってきます。

これは、銀行に定期預金をしているのと同じです。転換社債は、株式の投機性と、

社債の安全性を兼ね合わせている債券です。

一方、発行会社には、通常の社債より有利な条件で発行できるという長所があります。

◆ワラント付社債

ワラント付社債とは、社債発行会社の新株予約権(旧 新株引受権)が付いた社債です。

これまで、ワラント付社債は新株引受権付社債と呼ばれていましたが、商法改正により、

「新株予約権付社債」に改められました。

転換社債と似ていますが、ワラント付社債の場合は、株式を取得するのに新たに購入資金が

必要です。新株予約権を行使すると、社債と株式の両方を持つことになります。

 

ソフトバンクの社債戦略と評判とは

softbank

 

ソフトバンク自己資本比率の値が低いのが目立ちますね。その代わり高い売上高・ROEを

叩き出しています。

これは、借金でレバレッジ(梃子)をかけて高成長を叩きだしています。

そのため、ROAは他2社に対して低くなっています。高ROE・低ROA低い企業は、

金利上昇や景気悪化などにより一気に業績が悪化するリスクがあります。

 

 

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