フランスで反アマゾン法成立、その影響は。
フランス議会でインターネット小売が書籍の無料配送する法案を可決しました。
これは、街中の書籍店を保護するためのようです。
販売価格は、既存の法律にしたがって最大で5%までの割引きが認められるようです。
フランスでは3500店にもおよぶスーパーや大型小売店に属さない書籍店が連なっており、それが街中の文化、風景を形成しています。
書籍は国とっても財産、文化であり、それを壊したくないという、所謂保護法です。
これは、インターネット小売の代表アマゾンをターゲットにした法案ですが、これが及ぼす日本への影響はどうであろうか。
アマゾンといえば本の中古販売が思い浮かびます。
日本では配送料金だけの、本の価格が1円となっている中古本をアマゾンでたくさん見かけます。
新書に関しては、配送料金と合わせた額が価格としてアマゾンで売られているケースが多いようです。
実質無料配送ということですね。
小売店が厳しくなっているのは、中古のネット販売が主流化していることが大きいと思います。
新書に関してはネットで買うメリットはあまりないと思います。
ただ近くに書籍店がない、あるいは書籍店に行っても買いたい本がないというもんだいが大きいと思われます。
アマゾンにいけば、買いたい本がすぐに手に入る、そして他の書籍と比べられる。
そこが大きいと思います。ただアマゾンで送料分が割高となれば、結局消費者が損をしてしまうことになると思います。
なぜならば、書籍店の在庫の種類には限りがあるわけですから。