芥川賞に輝いた沼田真佑氏の『影裏』のあらすじとお得な購読方法とは!
日本文学振興会は19日、第157回芥川龍之介賞を発表しました。
芥川賞に沼田真佑氏の『影裏』が選出されました。
小樽市生まれの沼田真佑さんですが子供の頃はお父さん
が転勤のある仕事ということで日本全国を転々とした
そうです。
お父さんの生まれ故郷の作品
お父さんが生まれ故郷の盛岡市に移り住むのをきかっけに
福岡から盛岡へ移住しました。
東北地方太平洋沖地震の一年後に引っ越しをしましたが、
東北へいったことで「影裏(えいり)」の舞台を
盛岡市にしたのかもしれません。
あらすじ(西日本新聞から)
医薬品を扱う企業の岩手支店に勤める30過ぎの男性である
「わたし」が、もとは同じ職場で、たびたび2人で釣りに
出かけたりするほど親しかったのに、先方が転職して以後は
あるきっかけから疎遠になっていった男が、どうやら思って
いたのとはかなり異なる人間性を持っていたということを、
東日本大震災をきっかけに知ることになる、という話だが、
新人にしては相当に達者な文章で綴(つづ)られる清冽
(せいれつ)な風景と魅力的な釣りの描写に気を取られて
いると、「わたし」の以前の恋人が性同一性障害者の元
男性であることが極めてさりげなく述べられたり、
日浅というその友人の悪しき「正体」を語る実の父親が
披露するエピソードが、一体どういうことなのかさっぱり
わからないものだったり、そもそも「わたし」が日浅に
抱く感情がどのような類いのものなのかも定かでは
なくなってきて、この小説は読み進むほどにさまざまな
引っかかりを生じさせ、意外なまでの深みと広がりを
獲得してゆく。
引用元:https://www.nishinippon.co.jp/feature/literary_trend_story/article/325341/
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