イギリス離脱のEUとはなに?わかりやすくその歴史と今後個人でとるべき対応策について
EC残留の国民選挙を41年前にもその当時のECの加盟について
国民投票を実施していた実施たイギリスですが、その当時は
67%の残留の得て参加しました。1993年にEUが結成、
2002年に共通通貨ユーロが形成された経緯がEUにはありました。
イギリスは共通通貨ユーロには参加しなかったものの、EUの経済圏を
形成するという歴史にイギリスは大きな役割を担ってきました。
そのイギリスがEUを離脱すると決定した今、もう一度EUとはなにか
その歴史と今後の個人の対応策も考えてみました。
EU発足の歴史とは
欧州共同体の歴史は60年以上前にさかのぼります。
そのころ、ヨーロッパ全体では第2次世界大戦という大きな戦争
により国土のほとんどが戦火などにより荒廃しました。 人々は、
生活を再建していくために、ヨーロッパの小さい国の人たちと
お互いに支援しあい、 交流していく方法はないか考えるようになりました。
ヨーロッパ各国の幹部たちも、同じようなことを考えていました。
とくに復興のための需要が高い、石炭や鉄鋼をめぐって、同じような
戦争を起こさず平和的に、 かつ安定的に利用していく方法はないか
、ということを検討していました。
そこで、ベルキー、オランダ、ルクセンブルグの3カ国(ベネルクス3カ国と言います)
が関税の撤廃を約束した条約をきっかけとして、 1952年に欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)、
1958年に欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(EURATOM)が誕生しました。
この3つの共同体はすべて順調にいき、1965年の条約(ブリュッセル条約)により
この3つが統合して欧州共同体(EC)となりました。
今のEUは、1992年のマーストリヒト条約で発足し政治統合の第一歩とも
なり現在のEU発足の原点となっています。
EUの旗なのですが、星の数が12個ありますね。
これには2つの意味が込められています。
1つはECがスタートした時の12カ国という意味です。
そしてもう1つは、欧州にとって「12」という数字は完全さ、永遠、幸運
を示す聖なる数字であるためです。
イギリスの離脱はEU終わりの始まり?
イギリスの国民投票でのEU離脱の決定は世界に激震をもたらしました。
それは単なるイギリスの問題ではなく、5億人規模となっているEU
の終わりのはじまりではないかとの懸念もあるからです。
EUは上記の過去戦争の歴史や経済分断により負の連鎖を克服するため
にできあがったのですが、当然そこには、不満もあり、とくにイギリス
には東欧から移民がビザの必要なく入ってそこで職業につけるという
経済と同時に人の行ききも自由化による弊害が起きてきました。
それが今回イギリス、とくに地方と高齢年者や労働を奪われたと不満
をもっている国民の不満が表にでた結果となりました。
理想と現実とのギャップがここにあらわれたのです。
こうした声を背景にそれぞれのEU加盟国の間では、保守派や右派の台頭
により移民の排除や国家主義の主張が強まっています。
今その先頭になっているのが、オランダ、デンマークです。
これらの国でも国民投票を求める声が強くなっており、今後余談をゆるさない
状況です。
まとめ(個人の対応策)
今後起こり得ることは、この排他的な保守主義の声が強まって
いくことです。イギリスの離脱は、直接的には移民の影響に
よる負の影響の不満が爆発した結果ともいえます。その声が
強まるということは、グローバル化から国家そして個人で
プロテクトしないといけないということです。
直接的には、イギリスの離脱が決定したときに為替や株の動き
尋常ではない状況になったように、今後も大きく変動しそれに
個人で対応しないと守れない状況にはいってくると思われます。
そのためには、為替に対する意識ももっておいたほうがいいと
おもわれます。
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