アルゼンチンペソが実質切り下げ、マクリ大統領の意図とは?

アルゼンチン為替管理の大部分を撤廃してペソの自由な
取引を認めることで事実上の通貨切り下げアルゼンチンの
マクリ大統領は決断しました。
このアルゼンチンペソの実質通貨切り下げの決断の意図は
なにか調べてみました。
ペソは公式レートと並行レートといわれる、ブルーチップ スワップ レート
との差を維持する規制を撤廃することを決定しています。
16日公式レートは9.8ペソ、ブルーチップ スワップ レートは同日
14.02ペソで終了しています。
規制解除目的は?
マクリ大統領、公約とし、競争力改善と投資の誘致、そして外貨準備
の再構築に取り組むことをあげました。
為替規制の解除は、その目的を達成するためのひとつです。
輸出促進と外貨流入が目的
マクリ大統領は、農家による作物輸出を促進、中銀への
外貨流入を図るために農作物の大部分にかかる輸出税を
廃止しています。
また複数国際銀行から50億ドル余り融資を確保する方向で
協議を進めているとアルゼンチン財務大臣は説明しています。