8月のアメリカ雇用統計で利上げ決定の分岐点となるのはどの水準?

本日発表される、7月の米国雇用統計の数字が、最も重要な経済統計の
ひとつといわれています。
実質今回の数字で、9月に利上げが開始されるのか分岐点となるからです。
どちらかといえば、現状のマーケットは、9月の利上げに向けての見方に
傾いているように思われますが、一方で、利上げ持ち越しとなり得る数字が
どこにあるのか調べてみました。
すでに9月の利上げむけて前のめり
まずは、雇用者数の伸びについてですが、予想は21万あたりがコンセンサスですが、
雇用者数の伸びが20万人を上回ると、7月のFOMCのステイトメントで書かれた
雇用市場の回復基調を後押しするものと判断されると思われます。
懸念なのは先月からの賃金伸び
問題の賃金伸びですが、前回の6月の雇用統計で、予想外に平均時給が伸びず
前年比で2.0%、前月比でフラットと停滞を意味する結果となりました。
また先月末発表された雇用コスト指数も予想外の停滞を示す結果となり、
利上げ決定の不安材料にもなっていますが、その後の連銀理事の発言をみるに
賃金の伸びの停滞に関しては、あまり気にしていないように感じられます。
今回の平均時給については、予想では前月比0.2%が予想されていますが
6月の数字もフラットから上方修正されることになれば、利上げにむけての
青信号として判断されそうです。
結論はよほどぶれないかぎり9月利上げ開始される
結論からすると、雇用者数が20万人以上で平均時給伸びがゼロ以上であれば、
9月の利上げ決定に向けて青信号と判断される可能性が高いと思われます。
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