ところでアメリカの利上げはいつになるの?
賃金、雇用者数ともに6月は市場が思っていたほどよりも
弱かった6月の米国雇用統計の結果をうけて、昨日は対ドルは
軒並み調整相場終始しました。
数字としては、時間当たり平均賃金が、ときに期待を裏切るような結果
でした。6月は、前月比で横ばい、前年同月比で2.0%と、5月数字からすると
失速していると言わざるをえない内容で、また5月の数字も前年比2.2%,前月比
0.2%増に下方修正されています。
これで早期利上げ観測も後退
ここ最近の好調な経済指標に明らかに水を差す結果といっても過言でないようです。
この結果をうけて、9月の利上げの可能性の市場の折り込み具合は、27%ぐらい
と先月は一時50%こえていたところから、大きく後退しています。
注目はギリシャ国民投票
一方、為替市場の反応は、いたって鈍く、言うまでもなく、とくにユーロに関しての
関心事は週末のギリシャの国民投票、また米国がロングウェイークエンドとあって
ポジション調整に終始しています。
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