アリババが英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)を買収する目的はなに?
サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国本土共産党や
政府の権力闘争についても調査報道を手がけてきた香港英字紙
です。
その新聞社をアリババが買収すると発表しました。
アリババとは言わずも知れた、ジャック・マ率いる主にインターネット
Eコマース会社ですが、なぜアリババは香港英字紙の買収に動いた
のか調べてみました。
中国政府に近いジャック・マー氏
もともとアリババは中国共産党と近い関係にあると
いわれていました。
習近平の外遊にも同行するくらいの親密さを保っており
中国でビジネス成功させるためには必須ともいわれる
政府との関係の良好性を保っています。
サウスチャイナ・モーニング・ポストとは?
1903年から続く香港の有力紙で、1971年に株式公開します。
ただ1993年にマレーシアのロバートクオック氏が買収した以降
は、政府寄りの記事が多くなったとの指摘も多くあります。
今回の買収の理由と背景は?
ジャック・マーによる、中国共産党との関係をより強固に
築こうとする意図が見え隠れします。
外国人がみれる英字紙において、中国政府のフィルターの
かかった記事が配信されるのではとの憶測もあります。
過去には、マー会長の天安門事件に関するコメントでこの新聞社と
揉めた経緯もあることから、英字紙においても公平な報道が
なされなくなるのでは、という懸念も広がっています。
ビジネス成功のためならなんでもするジャック・マー氏の戦略が
ここにも垣間見れます。
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