BCGワクチン予防接種の気になる受けていない年代と新型コロナとの関係は!?
本日、イギリスの大学で新型コロナウィルスに対する
ワクチンが早ければ9月にも実用化できるという
報道が日経新聞から出ました。
とても期待おできるニュースですが、実際に実用化と
なるのは、早くても今年の終わり、そしてこのワクチン
本当に効くのかどうか、本当のところはまだわからない
部分が多そうです。
そこで以前から注目され、話題となっているのが
「BCGワクチンの接種の有無が、
新型コロナウイルスの患者数や重症者数と関係があるのではないか」
という仮説が散見されていることです。
これは、科学的には実証されていないので、仮設しかないという
専門家の意見が多いのは事実ですが、データは明らかに
この根拠を示しているのです。
BCGワクチンとは
BCG予防接種とは、結核を予防するワクチンの通称です。
ウシの結核菌の毒性を弱めて作られたワクチンで、
フランス語の ‘カルメットとゲランの菌’
、Bacille de Calmette et Guérin の頭文字をとって
BCGと呼ばれます。
接種すると9本の針が並んだ注射器の痕が長年残ることから「はんこ注射」
として知られています。日本では敗戦直後から国民への接種が進められ、
現在は1歳になるまでに接種することとされています。
なぜBCGワクチンが注目されるのか?
これはすでに世の中で知れわたっていますが
BCG予防接種を法的にも義務としている国と
そうでない国とでは、明らかに今回の新型コロナ
の感染、そして重病になるかどうかの割合が
違うところです。
これはすでに、世界の科学者が注目している
データですが、特に、日本株型のBCGを摂取
している国の新型コロナによって重篤になる
比率、そして死亡率が違ってきているのです。
よく言われているのが、日本は検査数が圧倒的に
少ないから感染者数が少なく出るのは当たり前である
という意見です。確かにその通りでありますが、ただ
新型コロナによって重病者が増えた場合は、その患者の
数によって現れてくるはずです。
しかも、日本の場合は、すでに1月の初旬から欧米と
比べても何百万ともいわれている中国の観光客が現れて
いたわけですから、感染のピークが欧米よりも早く
きているはずです。なんの対策をうっていない日本が
なぜこれだけ感染のピークが欧米と比べて遅いのか?
その点について疑問に思う専門家も多いはずです。
そこで、注目されているのがBCG予防接種との
関連性です。
そこで気になるのが、日本でBCGを受けている年代について
です。
BCG予防接種を受けていない年代とは
そこで気になるのが、日本でBCGワクチンについて
法的に義務付けた歴史です。
それ↓の年表になります。
1951年~ 1967年法律による皮内接種。ツ反陰性者、擬陽性にBCG接種
・1967年~ 経皮注射に変更
・1974年 0~4歳まで、小、中で計3回、ツ反陰性者にBCG接種
・1982年 2回目を中2から中1へ変更
・1995年~ ツ反9mm以下に接種変更
・2003年 小中へのツ反検査とBCG再接種廃止、4歳未満へBCG接種
・2005年 ツ反せずに6か月までBCG一回接種
・2013年~ 1歳までにBCG一回接種
現在のBCGが日本人に接種されるようになったのは
1951年の結核予防法の施工後で、それ以前に生まれた
現在の70歳を超える高齢者の多くは接種していない可能性
があります。
これでよく聞くのが、70歳以上の年齢で重篤なりやすい
ことと結びついているのではないか?ということです。
当然基礎的疾患を持っている人、そして肺が弱っている
方は重病になりやすいですが、BCGとの関係を疑って
いる研究者も多いようです。
ツベルクリン反応によって受けない年代もあった
ただ気をつけないといけないのは、
BCGの前に、ツベルクリン反応検査をおこなって
いた時代です。
それまでは対象年齢が、4歳未満までだったため結核に
すでに感染しているかどうかを調べるためにツベルクリン
反応検査をしていました
BCG接種の前にツベルクリン反応検査をしていたのは,
ツベルクリン反応検査によって既に結核菌に感染しているかどうかを調べ,
まだ感染を受けていない人だけにBCGを接種する年代もありました。
まとめ
このようにこれだけBCG予防接種について、いろんな意見が
飛び交うなかで、BCGを受けている年代と受けていない年代
があるという情報は知っておく必要があるかもしれません。
ただ接種していない高齢者はこれからワクチンを接種すれば
いいものなのか?といえばそうではないようです。
ワクチン製造会社は年間の出生数を踏まえながら計画的に
製造をしていて、生まれた赤ちゃんの数ほどしか製造されて
いないようです。また成人して接種したワクチンとしての
効果も今後の課題となってきます。