BRICSの特徴とそれぞれの違い。
BRICsとは、ブラジル、ロシア、インド、サウスアフリカそして中国を指します。
まもなく会議がブラジルで開催されるということでそれぞれの市場を解説します。
先ずは中国。中国本土で取引されているのは、中国本土でしか取引されないA株と海外でも取引可能なB株にわかれています。
しかしながら、新規上場銘柄はここ数年ない状況で、海外の資金調達を目指す中国企業は香港市場に上場するのが実情です。
そこには、H株とレッドチップ、その他香港株が取引されています。
中国企業で香港に上場している株をH株、中国政府資本が35%以上含まれているのがレッドチップ株、その他香港地場企業、海外にも上場している企業にわかれます。
ブラジルでは、最大の取引所はサンパウロ証券取引所で、上場している銘柄は日本でも取引可能です。
規模は香港のH株指数と比べると、ボベスパ指数は26兆円に対して、3兆円規模です。
1人あたりのGDPで比べると、2008年時点でロシアが11000ドルに対しブラジルが8000ドル、中国が3000ドル、インドが1000ドル規模です。
今回のブラジルW杯での反対運動がブラジルでおきていましたが、スタジアムにこれる裕福な層と貧困の格差がますますひろがっているようです。