ハマスとイスラエルの軍事衝突

イスラエル軍によるパレスチナ自治政府ガザ地区に地上侵攻した
軍事衝突は泥沼化しつつあります。

エジプトの停戦提案を拒否したハマスは、ガザ地区からのロケット
弾をイスラエルに撃ち込み、これをイスラエルは迎撃弾で抗戦し
同時にガザ地区への地上戦への突入するという、双方とも終わりの
みえない袋小路に陥っている状態といえます。

今回イスラエルが地上戦にこだわっている理由の一つとしてあげら
れるのが、ガザ地区に無数にあるトンネルをターゲットにしたもの
だと思われる。

このトンネルは、ガザ地区からエジプトあるいはイスラエルに通じて
おり、食糧、武器の秘密物資ルートとして、ハマスにとって重要な
役割を担っています。

イスラエルの目的はこのトンネルを封鎖することが大きな目的
なようです。

トンネルが封鎖されると、パレスチナ地区は完全に孤立状態に陥り
ハマス幹部の言葉として、月に220億円もの損失が出てくるとの
ことです。

150万のガザ地区住民の生活を支えるトンネル密輸は、これが封鎖
されるとハマス政権にとって致命的になる住民からも信頼を失うこと
になるので、ハマスは攻撃をやめられないのです。

今回、ハマスがエジプトの停戦案を拒否した背景は、エジプトが
エジプト向けの地下トンネルを封鎖したことが大きく、エジプト
を仲裁役としての役割を受けることはハマスにとっては腹立たしい
ことだったといえます。

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