バーゼル3と自己資本比率についてもっともわかりやすく
最近自己資本比率規制とかバーゼルとか難しい言葉をよく
聞きます。特にバーゼル3の導入が目前に控えて、
バーゼル3と自己資本比率についてわかりやすく解説したい
と思います。
自己資本比率とはなにか
先ずは自己資本比率についてですが
これは、自己資本をリスクアセットで割ったものです。
そこで問題になってくるのが自己資本となにかです。
この自己資本について、国際基準で大きくわけて3つ
にわかれます。
普通株式等Tier1
その他Tier1
Tier2
の3つです。
国際基準のバーゼル3ではこの3つを合わせた自己資本が
8%以上あることを求めています。
ちなみに上記2つの自己資本では、6%以上、
そして普通株式等Tier1のみだと4.5%以上の規制が
設けられています。
Tier1,Tier2とは?
Tier1とはもっとも損失吸収力の高い資本です
そしてその他のTier1とは優先株等指します。
Tier2とは、劣後債、劣後ローン及び一般貸倒引当金を指します。
この3つのカテゴリーに資本保全バッファーを加えた自己資本が
2019年に向け随時積んでいく新基準がバーゼル3では予定されて
います。
リスクアセットとは
リスクアセットとは、各資産項目にリスクウェイトを乗じた
額です。
例えば
国債 現金はリスクウェイト0です。
政府機関にたいしては10%、金融機関20%、抵当権付住宅ローン35%
中小企業、個人が75%のリスクウェイトが設定されています。
国内基準では
国内基準では、コア資本割るリスクアセットが4%以上の基準を
設けています。
このコア資本については、普通株式と内部留保です。
国内だけで営業している金融機関にとってはかなり緩い
基準が設定されています。
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