最高指導者ハメネイ師とロウハニ大統領が鍵を握るイランとサウジ緊張の行方

サウジアラビアがシーア派のニムル師を処刑したことによる

緊張が高まっています。

それをきっかけに在テヘランのサウジ大使館襲撃や、サウジによる

イランとの国交断絶にまでエスカレートとし、歴史上最も言って

いいくらいの中東の緊張が高まっています。

この行方への鍵を握る重要人物がイランの最高指導者ハメネイ師とロウハニ大統領

です。今回はこのことについて解説します。

 

 

シリア、イエレンはすでに代理戦争を展開

 torukogun

 

イエレンでは、サウジの軍事介入にバーレーンやスーダンも協調し、

それに対して、イラン支援の武装組織 フーシ、そしてシリアでは

シーア派ビズボラに対してイラン政府は支援を強化しています。

サウジとイランは、この武装組織とすでに代理戦争を行っている

事態がすでに発生していました。

 

 ロウハニ大統領は穏健派

イランロウハニ大統領は穏健派で、今回でサウジ大使館の

襲撃に対しては、自制するように訴えています。

しかし一方で、イランの最高指導者ハメネイ師はサウジには

神による報いが下がると非難しています。

今後イランとサウジの緊迫化の鍵をにぎるのは、ロウハニ大統領周辺

の穏健派と強硬派との国内対立の行方にかかっているようです。

その兆候となるのは、イエメンとシリアでのイラン政府支援の

武装組織の暴徒化が過激なることです。

 

シーア派とスンニ派の対立のエスカレート

処刑されたニムル師は、サウジ東部出身のシーア派の人たが

多く住んでいます。

サウジで最も原油が出る場所で、シーア派が虐げられていた

地域でした。

ニムル師の処刑により、シーア派とスンニ派の宗教対立にエスカレート

し、そこにイスラム国がつけこんでくる最悪の事態も否定できません。

すでにイスラム国は、サウジ東部を攻撃して、この宗教対立に火に油

を注ごうと試みています。

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