バリアントは第2のエンロンか?そしてスパイダーマンとの関係は?

大手薬品会社である、バリアントの株の下落が止まりません。
そのきっかけとなっているのが、不正会計疑惑です。
その疑惑の手法たるや、どんなものなのか、またスパイダーマンとの
関係は?今回はこれらについて解説します。
研究開発費を投じないこの会社
薬品会社といえば、膨大なお金がかかるのは、新薬開発ための
研究費です。
しかしながら、この会社はこの研究費を一切といっていいほど
投じてきませんでした。
この研究費が無駄に終わることを恐れていたためです。
その代わりにバリアントは、他の薬品会社を買収することに
よって大きくなってきました。
スパイダーマンとは?
この会社のCEOはマッキンゼーからきたやり手といわれた
経営者ですが、今回のこの疑惑の背景を見てみると、手口が
あまりにも古典的です。
架空の会社をつくって、そこあたかも売上が生じていたかのように
会計上操作していた疑いです。
しかも、そこに送りこんでいた社員名前がスパイダーマンに出てくる
本名をつかっていたという、なんとも愚かな手口の疑いです。
これが、天下のマッキンゼーからきた経営者が行うカリスマ経営手法
だとしたら、ほんとに呆れてしまいます。
過去エンロンが同じ手法で潰れる
過去にエンロンが同じ手法の会計不正で大きな問題起こした
経緯があります。
買収によって、バランスシートの規模を大きくし、その資金調達
を可能にするために、不正を行った大きな事例です。
バリアントは、この疑惑と違法性を否定していますが、事実を解明
してほしいものです。