中国株崩壊の背景に潜むP2Pレンディング問題
ギリシャ救済策合意の前提となっていた財政再建策が、本日ギリシャ議会に
賛成多数で通過しました。
これで、市場は一息ついたとの見方もありますが、もう一つの懸念材料で
ある中国の問題について根深い問題も発覚しはじめました。
借金をして博打をする結末
それは、中国株式暴落に関わる話と信用取引に関わるはなしです。う
中国株式市場の信用取引については、中国証券監督の厳しさもあり、証拠金率は保守的
に設定されていますが、当然がのごとく、個人投資家にとっては、株式ブームのなかで
満足しきれずに、ネット会社を通した、金銭の貸し借りが横行していました。
それが、P2Pレンディングで、ネット上で、お金の借りてと貸してを結びつける
いわば闇金融的な取引が横行していました。
すなわち信用取引規制が厳しいがために、キャッシュをこのシステム調達し
運用益を最大限にレバレッジを効かせるために無尽蔵な信用バブルも発生
していたということです。
逆に行くとレバレッジはおそろしい
10倍ものレバレッジが効くということで、3%の株価の上昇で約30%をも
利益が得られるという欲に目が眩んだ個人投資家の取引が横行していたという
わけです。
一方で今回のようなこれだけの大幅下落にあえば、逆も真なりで、ゆうに借金額を
超えるキャピタルロスと、返せない借金額がのこるという悲惨な結果が現在
おきているそうんおです。
今回の株価暴落によ、資金源ツールとなっていたP2Pトレーディングは廃ぎょうに
追い込まれ、またこの仕組みをささえていたネット3社も廃業に追い込まれて
います。
そうなると今後は、個人投資家のレバレッジの効いた取引は出てこなくなる
とも言えます。
今後の株式投資はまだしも、こうした株式投資ための闇金融に近い調達で残した
個人の負の資産は、相当根深いものとなっているように思われます。
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