アビガン(一般名:ファビピラビル)の治験結果と実際いつから使用可能になるのか?

アビガンという薬の名前を聞いたことがあると思います。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、抗インフルエンザ治療薬

のアビガンへの期待が高まってきているからです。

そこで、気になるのは、いつからこの薬は使用可能になるか

ということです。

アビガンの現状は

アビガンは商品名ですが、一般的にはファビピラビルと言われています。

富士フイルム傘下の製薬会社「富士フイルム富山化学」が開発しました。

国内では、2020年3月末から承認に向けた臨床試験が始まり、6月には

その結果が公表される予定です。

政府によると4月26日時点で、当該研究には1100の医療機関等が参加し、

投与症例数は2194、データベース登録症例数は1069となっています。

その結果はあちらこちらで聞こえてきますが、とくに有名人が使用した

との報道があちこちで出ています。

その中には、石田純一さん宮藤官九郎さんそして

フリーアナウンサーの赤江珠緒さんはアビガン投与で回復に向かわれています。

これらの使用例では、危ない状態だったところが、劇的に改善した

との報告が出ています。

効能効果は、新型や再興型インフルエンザウイルス感染症

にみられるようです。

中国や諸外国では、アビガンを投与したことで、新型コロナウイルスの

感染症からの回復した事例も数多く報告されています。

日本国内においても新型コロナウイルスの治療のためアビガンが

投与された患者もいます。

なぜアビガン使用に慎重なのか

ただそうはいっても実際にすぐに一般的にアビガン使用可能

とはならないようです。最も重要視しなければならない点があります。

それは、副作用ですね、アビガンは動物実験において、本剤は初期胚の

致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している

可能性のある女性には投与しないこととされています。

さらに男性についてもアビガンは精液中へ移行することから、

投与期間中及び投与終了後7日間まで、性交渉を行う場合は極めて

有効な避妊法の実施を行わなくてはならないとの報告もあります。

つまりアビガンは、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと、

男性は投与期間中及び投与終了後の数日間は性交渉などの性行為をしては

いけないということです。

また、アビガンの成分に対しアレルギーの既往歴のある人も

投与しない事とされています。

特に、アビガンを投与したことで有害事象として、肝機能障害・高尿酸血症・

腎機能障害・嘔気・皮疹・発熱・高ビリルビン血症が報告されています。

引用元 医療用医薬品 : アビガン – KEGG「 https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00066852

https://twitter.com/minesoh/status/1253407638198513664?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1253407638198513664&ref_url=https%3A%2F%2Ffunwayroad.com%2Ffavipiravir%2F

アビガンはいつ使用可能になるのか

そこで気になるのは、早くていつから使用可能となるかです。

安全性と治療効果が認められれば、7月以降にも治療薬として

使用できるようになるとの憶測ありますが、一方で厚生労働省

の認可はそう簡単には下りないとの憶測もあります。

その理由としては、薬害問題に直面するリスクを避けるため

です。日本は過去に薬害問題で多くの訴訟に直面した経緯も

あります。ですから、緊急事態だからといって例外的に許可できない

というのも現状なのです。

といういことで、実際に使用可能になるのは、今年の後半になって

からではないか、という意見もあります。

現在アビガンを使用している人は?

日本国内の新型コロナウイルスの感染患者でも、アビガンを使える人と

使えない人がいますが、この差は、いったい何なのか調査してみました。

ネット上では、上級国民だけが投与されているという噂がありますが

まったくの誤解です。

アビガンはうえでも述べた通り、胎児に奇形を起こすことや多くの有害事象が確認されています。

そのため現在コロナ治療薬への通常で使用できる認可が下りていません。

アビガンが現在使える人と使えない人との差は、入院先の病院が使用できる

病院か、そうでないかの違いになります。

アビガン研究を行っている機関と研究対象グループとして申請した

病院でのみアビガンが試験的に使用されているのです。

まとめ

現在新型コロナウイルスに感染した患者は、アビガンが使用できる病院を

自由に選ぶことはできません。

入院した病院が申請を済ませている病院なら、あとは医者と患者などの

話し合いによって、投与されるかされないか決まってくるそうです。

そして、肝心のアビガンの今後ですが、先ずはこのように試験的に投与

している医療機関の結果を待つことになります。

7月以降にも治療薬として使用できるとされていますが、どうもこれも

確かではなさそうです。

アビガンはうえでも述べた通り、胎児に奇形を起こすことや多くの有害事象も

確認されているので、実際に許可が下りるには多くのハードルがあるのかも

しれません。

アビガンが現在使える人と使えない人との差は、入院先の病院が使用できる病院か、

そうでないかの違いになります。

いずれにせよ、治療薬がない新型コロナウイルスの感染症、アビガンの認証が

出来るだけ早い段階で降りることを願う方が多いのも事実です。

この重大に危機に直面して、この抗ウィルス薬の開発と同時にワクチン開発

が早く待たれるところです。

 

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