中国アリババとソフトバンクの関係。
今話題のアリババの筆頭株主が
ソフトバンクであるということ
をご存知だろうか?
ソフトバンクは、米国市場に新規上場
するアリババの約36%を保有しています。
孫さんの先見の目は、日本のバフェット
とともいわれていますが、アリババの
現状について紹介します。
なぜ、アリババが米国で上場するのか?
それは、中国の国内法に理由がある
ようです。
中国国内のインタネット事業は、外人
持ち株比率が50%以内でなければ
ならないという規制があります。
そのため、アリババは中国国内法に
基づいた変動持分事業体にします。
そして、ケイマン島にオフショア企業
を設立して、法律に基づいて利益を
このオフショア企業に移転させています。
今回米国で上場するのは、この企業
です。
アリババは、27人のパートナーシップ
による合議制を敷いており、この
ガバナンスだと香港よりも米国で
上場するほうが有利であると判断
したようです。
中国のインタネット人口が6億人、
ネットショッピング比率が約8%
といわれています。
今回の上場価格が63ドルとすると
EPSが1.5ドル、PERが約42倍
となります。
ネットマージンが44%ある企業で
FacebookがPER100倍で上場
したこと考えると、今回のアリババ
の上場が盛り上がる理由がわかる
気がします。
今回の上場で売らないと宣言した
ソフトバンクの孫さん。
やはりこの人は天才のようです。