トランプ大統領就任で気になるアメリカ議会の権限について

トランプ大統領就任でどうしても気になるのが、

アメリカ議会はしっかりとしたブレーキ役を果たすのか

どうかです。

そこで大統領の権限よ議会の権限を改めてまとめて

みたいとおもいます。

 

アメリカ大統領制のしくみ

大統領は、議会ではなく国民に対して責任を負います。

任期は4年で、1951年より再選は1回までという決まりが

出来ました。国民が直接大統領を選出するのではなく、

国民が選んだ「大統領選挙人」が大統領を選びます。

日本では、内閣総理大臣が衆議院を解散させたり、

衆議院が総理大臣を不信任決議することが出来ますが、

アメリカは議会と行政が独立しているためアメリカの

大統領は議会に対して一切責任を負いません。アメリカの

大統領は、議会に対して法律案・予算案などの提出も出来ず、

勧告しか出来ません。ただし、議会の案に対して拒否権があります。

しかし、拒否権を使っても、議会両院で3分の2以上で可決

されれば法律は成立するしくみになっています。

大統領は、アメリカ国軍の最高司令官でもあります。

戦争の宣戦布告を行うことも出来ますが、宣戦布告には

議会の承認が必須となっています。

 

今の議会のバランスでトランプはなんでもできるの?

今回の選挙で、共和党の上院の議席数は51と

なりました。

いちおう過半数を取っていますが、アメリカ議会では

もっと大事な数字があります。

それは60議席で、議会ではフィリターバスタールールによって

この数がないと、野党はいくらでも引き伸ばしができる

システムとなっています。

もうひとつ、ハスタートルールというものがあり、

これは、議会の規定で、それぞれの党で過半数を指示されて

いない法案は通過することができない規定もあります。

しかしこては、両党の和解でもって議長の裁量で調整

できるルールとなっています。

 

トランプ大統領の成功は議会との関係次第

共和党内部でも孤立しているトランプ大統領にとっての

成功の鍵は、まずは国民の支持があるかどうかにかかって

いると言えます。

結局やれることは、TPPの拒否ぐらいかもしれません。

 

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