孫氏のイギリスARM社買収によって大量のポンド円買い起こる?
ソフトバンクによるARM社の買収は、アジア企業では
最大規模の買収額となるようです。
その額、なんと日本円にして、3兆3000円億円というとてつも
ない金額です。
果たしてソフトバンクはそれだけの資金調達できるのでしょうか。
そして、その買収がポンド円相場に及ぼす影響とは、について
分析してみました。
現在のソフトバンクの資金繰りからは調達可能
買収金額240億ポンド(3.3兆円)は、日本企業による企業買収として
過去最大なります。とはいえ、3月末時点で2.5兆円の現金を保有
しているほか、6月に保有株を大量売却したことで2兆円の現金を手に
する予定のソフトバンクにとっては、以前は、資金に余裕がなくてでき
なかったが、今回、アリババ株やガンホー株、スーパーセル株を売った
ことで2兆円の現金が手に入ることになり、アーム社を買えるようになった、
と孫社長は言っています。今回、みずほ銀行から1兆円の借り入れを
しますが、それも1兆円のスーパーセル株売却による資金が8月に入るまでの
つなぎ融資のようです。
ポンド円市場への影響は
このニュースが流れて、もうすでに時間がたっています。
このニュースをいち早く察知した参加者はすでにポンドを
買ったようにも思われます実際のポンド買いのオペレーション
は、イギリスの裁判所などの承認が下りてからの9月ごろを
目処といわれてますが、すでにオプションなどをつかった
為替の手立ては、始まっていることも予想されます。
このニュースによって、今迄ポンド売り一辺倒だったものが
他の参加者のショートカバーを誘うきっかけにもなっており
しばらくはポンド円は底堅い動きとなることが予想されます。