親ロシア派とウクライナの対立
ウクライナ東部で起きたマレーシア航空の撃墜は、親ロシア派のミサイルによる誤射による見通しが強まっています。
親ロシア派とはなにか。ウクライナ東部ドネツク州では、ロシア語を話すロシア系住民が多数居住しています。
ロシアによるウクライナの自治区であったクリミアを強制併合したのをきっかけにウクライナ東部でもロシア系武装集団を中心に独立の機運が高まりウクライナ政府と武力衝突するに至っています。
5月に実施されたウクライナ大統領選挙でボロシェンコ氏が選出されたことを機に事態が収まることを期待されていましたが、親ロシア派の武力攻撃はエスカレートするばかり、背後にはロシアによる援助が明白となっていました。
今回のミサイル撃墜もロシア型の最新もので、ロシアの武器援助で発射されたミサイルが今回の悲劇を生んだ可能性が高いとされています。
ロシアへの制裁強化がなされた直後に起きたこの事件、プーチン大統領と西側諸国の対立がより激化することが懸念されます。