アマゾンの赤字体質のなぜ?
アマゾンといえば、ネットをつかっている人であるならば
誰もがお目にかかっている超巨大ネット産業です。
巨額の売り上げをあげていて、このたびの第2四半期決算でも売上高
は23%も伸びています。
すでにこれだけの成熟しつつあるなか、四半期でさらに23%の売り上げ
を伸ばすということは、ネット産業を圧巻しているともいえると思います。
なのになぜ、最終赤字の決算となってしまうのでしょうか。これだけの増収をあげているのに、赤字幅も広がっています。
これはアマゾンをここまでの巨大企業にした、ジェフ・ベゾスによるところが大きいといわれています。
彼は、例えば、FaceBookやGoogleに代表されるような自由なブランディングからは程遠い企業スタイルをもっています。
アマゾンは赤字を出し続けているのは、実はこの尋常じゃない売上の上昇幅にあるようです。
この巨大な物販サイトで、アマゾンは巨大な売り上げを築き、同時に安売りをしているために、巨大な赤字もだしているのです。
ではアマゾンにとってこの物販販売の位置づけはなんなのか。
実はこれは、アマゾンにとっては巨大な財産となっているのです。
この巨大な顧客は、バックエンドとして売り出そうとしている映像コンテンツビジネスの布石となっているのです。
これだけの巨額の赤字を出しても投資家があまり懸念しないのは、実はこの巨大な売り上げと同時に築き上げたこの総資産にあるようです。