DeNAカロキ選手の経歴と高校時代からの伝説について
今年のニューイヤー駅伝でも,ものすごい走りを見せた選手、
DeNAのカロキ選手のことをご存じでしょうか。
今回は、ビダンカロキ選手の高校時代について紹介します。
高校駅伝世羅高校から伝説の走り
知られてないと思いますが、ビダンカロキ選手は、
日本の高校を出ています。
ケニア出身の選手ですが、高校から日本に留学し
高校駅伝でも度胆をぬく走りをみせて、話題となりました。
高校卒業後、大学には行かず、ビダンカロキ選手は
あの瀬古監督のいる、S&B食品に就職し、実業団での
陸上競技を続ける選択をしています。
しかしながら、S&B食品が陸上部を解散してしまったため、
瀬古監督は、陸上部を引き継いでくれる実業団チームを探します。
そのS&B食品陸上部を引き継いでくれたのがDeNa です。
ビダンカロキ選手と絶対的エースがいますが、チームとしては
全盛期のS&B食品の陸上部に比べて、陸上部が解散してからは、
ビダンカロキ選手は練習する場所もままならい状態でしたが、
持前のずば抜けた実力で、ケニア代表として世界陸上の10000m
に出場します。
結果は見事に世界5位という結果で、日本の高校を出たばかり
の選手が、いきなりの世界クラスの走りをみせたことでみんなを
驚かせました。
しかも、練習場所がないという悪条件のなかで10000mという、
世界のトップクラスの選手がそろう大会で、いきなり5位という成績は、
ビダンカロキ選手の将来の可能性を感じさせる結果でした。
ビダンカロキのプロフィールとしては、日本で高校駅伝でデビューし、
その後進んだ実業団チームが解散という、不遇にあうものの、
個人の能力としては、ずば抜けており、次のオリンピックでの
長距離で世界を圧巻するのはまちがいないといわれている選手です。
同じケニア出身のワイナイナ選手を、ハンディがありながら、いとも
簡単に抜き去る姿は、同じような経歴で、オリンピックのメダリスト
になったワイナイナ選手よりもポテンシャルが相当高いということは、
このニューイヤー駅伝で証明されたといっていいと思われます。
今後のビダンカロキ選手の活躍を期待します。