エルドアン大統領が抱える失言と子供の疑惑とは?
シリア情報大臣が取材に対して、トルコのF-16機がロシア機を撃墜したのは、
テロ組織「イスラム国(IS)」戦闘員らが、シリアからトルコに派遣していた
石油タンクローリー数百台を破壊されたことへの報復であると主張して
います。
エルドアン大統領の失言とは
エルドアン大統領はヒトラーを賛辞する発言をしました。
そして反セム的である内容だと非難されています。
エルドアン大統領は「国民の意向を邪魔しないのであれば問題ない、
もし公正を国民に対して実行するのであれば、そこには何の問題もない。」
と発言しています。また、「トルコの大統領制は国内外に関わる、全ての問題を含むものだ。」
とも発言しています。
息子も抱える疑惑とは
ISISの石油はすべてエルドアン大統領の息子が所有する石油会社が
購入していたという疑惑が浮上しています。
これは、シリア情報大臣オムラン・アッゾウビ氏がリア・ノーヴォスチの
取材に対して述べています。
また「石油はすべて、エルドアン大統領の息子が所有する会社向けに
送られていおり、ロシアがISの石油インフラを攻撃しだし、すでに
石油タンクローリー500台あまりが破壊されたことで、トルコは不安を
覚えていた」と主張しています。またこれら車両は石油とあわせて小麦や
歴史的文化財も運んでいた疑惑も同時に浮上しています。
以前から国営銀行をめぐる汚職疑惑
この疑惑で3閣僚が辞任に追い込まれています。
また、この汚職疑惑に絡んで、エルドアン大統領の息子も容疑者の
対象として上がっていました。
エルドアン大統領は、繰り返し否定はしているものの、疑惑は払拭されて
います。
エルドアン大統領は追い込まれる?
ロシアの戦闘機を撃墜したことで、この問題がエルドアン大統領
の息子の疑惑があらためてこのように表にでてくる結果となって
います。
エルドアン大統領については、息子たちも政権にはいっての汚職の
疑惑に対して、民衆からは反発をうけてきました。
前回の選挙では、トルコが地政学リスクのさらされていることも
ありかろうじて乗り切りましたが、国内世論だけでなく、国際世論
の反発をも直面する瀬戸際にたつかもしれません。
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