カシュ・パレル氏(FBI長官)のWiki的経歴と気になる出身高校大学と活動は!?

カシュ・パテルという人物が話題になっています。
彼は。2025年2月にFBI長官に就任し、また彼の今までの
実績、活動も物議を読んでおり注目を集めています。
そこで今回はそのカシュ・パレル氏について調べてみました。
FBI長官に承認のパレル氏
米連邦議会上院は20日、ドナルド・トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)長官に
指名したカシュ・パテル氏(44)の長官就任を承認した。FBIをかねて
攻撃してきたパテル氏は承認後、FBIを「再建」すると約束した。
上院(定数100)は賛成51、反対49でパテル氏を承認。与党・共和党からは
議員2人が反対に回った。
民主党はかねて、パテル氏がFBI長官になればトランプ氏の敵対勢力を
報復しようとするはずだと警告してきた。パテル氏は、自分はそのような
政治的報復を追求するつもりはないと主張している。
指名承認をめぐる上院公聴会でパテル氏は、「ディープステート(闇の政府などの意味)」
と一部でうわさされているものに属する「敵」のリストを作っているのかと
質問されると、これを否定した。さらに、トランプ大統領を捜査した捜査機関の
職員を「犯罪者でギャング」と呼ぶなど、過去に物議を醸したさまざまな
発言については、大したことではないという反応を繰り返した。
パテル氏の承認については、野党・民主党の上院議員全員と、共和党議員
ながら造反することの多いスーザン・コリンズ議員(メイン州選出)と
リサ・マーコウスキー議員(アラスカ州選出)が反対票を投じた。上院は現在、
共和党が53議席、民主党が45議席という情勢になっている。
トランプ氏が1月20日に大統領に就任して以来、閣僚就任が議会に
認められるのはパテル氏で18人目。
「連邦捜査局の第9代長官に任命されたことを光栄に思う」と、パテル氏は
承認直後にソーシャルメディア「X」に投稿した。
「長官としての私の使命は明確だ。優秀な警官が警官らしくいられるようにする。
そして、FBIへの信頼を再建する」、「我々は、アメリカ国民が誇りに思える
FBIを再建する」とも、パテル氏は書いた。
アメリカでは現在、新政権下の司法省がFBI幹部の一部を解任したほか、トランプ支持者たちが
連邦議会を襲撃した2021年1月6日の事件を捜査したFBI捜査員について
氏名提出を要求するなどの動きが続いている。
そうした状況でパテル氏のFBI長官就任が20日に決まると、ワシントンで同時に
開かれていた毎年恒例の保守政治行動会議(CPAC)では、多くの
共和党関係者が立ち上がって拍手した。
リック・スコット上院議員(フロリダ州選出)がCPACの壇上から
「カシュ・パテルをどう思う?」と質問すると、会場から大きな拍手が上がった。
共和党関係者の大半は、FBIが保守派をことさらに厳しく取り締まる武器と
化しているというトランプ氏の主張に同調してきた。それだけに、FBI刷新は
遅すぎたほどで、それをパテル氏が大胆に容赦なく実行してくれると期待している。
対する民主党は、パテル氏は捜査機関での経験がほとんどない極右の陰謀論者だ
と非難。FBIは本来、超党派の独立機関であるべきだが、パテル氏はFBIをそのように
統括するのではなく、むしろ就任時の宣誓内容に背いてでもトランプ氏へ
の忠誠を優先させるだろうと警告してきた。
民主党のマーティン・ハインリック上院議員(ニューメキシコ州選出)は、
「パテル氏が指名された理由はただひとつ。ドナルド・トランプの
言いなりになるためだ。それはFBIの『忠誠・勇気・高潔』という
モットーを真っ向から否定するものだ。彼は判断力に問題があり、
経験がない。そのため、FBI長官としてアメリカ人の安全を守るには、まったく
資格に欠けている。私は反対票を入れた」と「X」に書いた。
パテル氏の前任クリストファー・レイ長官は、トランプ大統領が2017年に指名した。
FBI長官の任期は本来10年だが、トランプ氏がレイ氏解任の意向を示したことから、
レイ氏は先月の大統領就任式前に辞任した。
(英語記事 Kash Patel vows to ‘rebuild’ FBI after Senate confirms him)
参照: BBC News
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf19f4afd278a51b6fc3ce643961211e956b219
カシュ・パレル氏のWiki的経歴は
フルネーム:Kashyap Pramod Vinod Patel
生年月日:1980年2月25日(44歳)
出身地:アメリカ・ニューヨーク州ガーデンシティ
職業:弁護士、元連邦検察官、政治家
政党:共和党
信仰:ヒンドゥー教
カシュ・パレル氏の出身高校大学は
パレル氏の学歴は、リッチモンド大学(歴史学・刑事司法学専攻)
ペース大学ロースクール(法務博士号取得)
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(国際法認定証取得)
カシュ・パレル氏の今までの活動は
パレル氏は、弁護士としてキャリアをスタートし、連邦公選弁護人を務める(2006-2014)
司法省(DOJ)に入り、国家安全保障やテロ対策に関与(2014-2017)
下院情報委員会の上級顧問として、2016年大統領選のロシア干渉疑惑を調査(2017-2018)
トランプ政権で国家安全保障会議(NSC)や国防総省で要職を歴任(2019-2020)
しています。
パテル氏は、2006年に弁護士資格を取得し、公選弁護人(公的な弁護士)
として活動を開始しました。
特に、麻薬密売や資金洗浄、銃器犯罪などの重大事件を扱い、経験を積んでいきました。
そして 司法省で国家安全保障に関わり2014年、彼はアメリカ司法省(DOJ)の
国家安全保障部門に入り、テロ対策や国家の安全に関する案件に携わるようになります。
この頃から、政府の機密情報やスパイ活動に関わるようになりました。
2017年には、下院情報特別委員会(HIC)の上級法律顧問に就任。
この時、彼は「ロシアによる2016年大統領選挙干渉疑惑」をめぐる調査で
重要な役割を果たしました。
特に、「FBIが不正に監視を行ったのでは?」という疑惑を追及したことで、
一気に注目を浴びました。
そして トランプ政権で国家安全保障の要職を歴任
パテル氏はトランプ大統領に気に入られ、政権内で以下の重要な役職を歴任します。
国家安全保障会議(NSC) → テロ対策の責任者として活動
国家情報長官(DNI)代行の上級顧問 → 情報機関の運営に関与
国防長官代行の主席補佐官 → 軍事政策にも影響力を持つ
特に、2020年のトランプ政権末期には、国防総省(ペンタゴン)で
大きな権限を持つようになりました。
まとめ
パテル氏は以前から「FBIは過剰に情報収集を行っている」と批判しており、
FBIの大幅な縮小や再編を計画していると言われています。
特に、FBI本部の閉鎖や、組織の再編成を進める可能性があります。
FBI長官がかなり政治色が強く、 ディープステートの撲滅が目的
のようだ、との批判もうけています。
今後の状況に注目していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。