ロシア元副首相ボリス・ネムツォフ氏の経歴について
ロシアでの如何わしいニュースが伝わってきました。
ロシアの元副首相のボリス・ネムツォフ氏が銃撃されたというニュースです。
ボリス・ネムツォフ氏とはどんな人物だったのか調べてみました。
ボリス・ネムツォフ氏はエレツィン大統領の時代に第一副首相をつとめていた
人物です。
ネムツォフ氏はプーチン政権に対して、最も批判的な政治家のひとりで
2011年と2012年の反政府デモでは中心的な役割をはたしていました。
ネムツォフ氏は、1990年にロシア人民代議員に初当選し、その後エレツィン
の改革を支持し、徐々にエレツィンの目に留まるまでに頭角をあらわし、1997年
にエレツィン政権の元で第一副首相に抜擢されます。
1998年のロシア金融危機の際に解任されます。
2011年のロシア下院選挙では、カシヤノフ元首相とともに国民自由党の正式な
政党登録をしようとしましたが、当局に拒まれ、選挙が閉ざされた結果となりました。
この強権政治に対して2011年、2012年に反政府デモを主導していましたが
今回は、ウクライナ侵攻に対する批判を含めた反政府デモを3月1日に予定していた
矢先の今回の事件となりました。
オバマ大統領もこの事件を激しく非難しており、この事件の正当な捜査を強く求めて
います。
ロシアの国内、周辺がいよいよきな臭くなってきました。