アラブの春から3年、ムバラク元大統領の息子の現在は?

アラブの春とは、2010年から2012年にかけて

おきたアラブ世界で大規模で起きた反政府デモ

抗議運動です。エジプトでも2011年にエジプト

革命がおこり、30年にも続いたムバラク独裁政権

が崩壊するに至りました。今回は、その後のムバラク

元大統領、そいて息子たちの動向を調べてみました。

ムバラク氏は先のアラブの春、エジプト革命で

デモ隊を殺害したとの断罪の容疑が問われて

いましたが、先日の裁判で無罪を言い渡され

ました。 モバラク政権崩壊後、ムスリム同胞団

率いる、 ムルシ大統領が政権を握り、軍事を

掌握しています。ムルシ大統領は、イスラエルと

ハマスとの仲介役を担い、国際的には評価を受けて

いたこともありましたが、ムルシ大統領も、大統領

権限を強化する動きに警戒も強まっています。

とくに、ムルシ大統領がムスリム同胞団出身で

宗教色が強くなっていることに警戒感が募り、同じく

エジプト革命に参加したCitizenからの反発も強まって

いるのが現状です。

今回の裁判で同じく無罪となったムバラク元だいとうりょう

の息子、ガマル・ムバラク氏も政治活動を始めています。

改選期を迎える選挙で、父親の地盤の選挙区の候補者

として準備を進めています。いわゆる政治デビューを

果たしています。

当然、ガマル氏の後継問題に関しては、賛否両論があり

エジプト国内でも論争となっています。

一方で、ムバラク元大統領の息子が選挙区を後継する

ことを待望している声も日に日に高まっていることも

事実で、現在のムリシ政権に対する不満分子の高まり

を物語っているようです。

今後のガマル氏の動向が今後のエジプトの政局の

波乱要因になるかもしれません。要注目です。

 

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