アメリカ中間選挙2014の情勢について

2014年のアメリカの中間選挙、いまひとつ

もりあがりに欠いています。

今回の選挙の焦点は、下院では、すでに共和党

が過半数を握っており、このまま共和党の勝利

となるのがほぼ確定ですが、焦点となるのが

上院でも共和党が過半数を独占できるかどうか

です。

逆をいえば、民主党にとっては、全体では負けが

確定しているような情勢ですが、上院の現在の

過半数の地位を守れれば、ある意味2014年の

中間選挙は勝ちに等しい結果となります。

そこで、接戦を繰り広げている上院の現在

の情勢について説明します。

 

今最も注目を集めている州は、コロラド、アイオワ、

ニューハンプシャーそしてノースカロライナ州の情勢

です。

これらの州は、前回オバマ大統領2期当選させたキーと

なった 州で、現状のオバマ大統領の不人気の情勢で

どう転ぶかが注目されています。

人口動態的には、民主党に有利な州ですが、オバマ大統領

の不人気の中、共和党に利することになると、今回

の上院での過半数の行方が大きく左右されます。

とくにノースカロライナ州の中間選挙は、2014年の

中間選挙を形作る力の原点ともなる選挙区といえます。

2008年の大統領選挙では民主党が勝利し、2012年

では共和党が勝利しています。

民主党、共和党の両候補とも資金力と地盤をもって

いる州なので、この州の選挙結果が今後の政権を左右

すると言ってもいいかもしれません。

民主党が不利と言われてますが、女性の支持は民主党

が圧倒的で、中絶問題、同性愛結婚などの社会問題

も焦点にあたり始めているので、意外と民主党の

巻き返しもあるかもしれません。

その結果がもうしばらくすると出ます。注目したい

ところです。

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