ヒラリークリントンはなぜティム・ケイン氏を副大統領候補に指名した理由は?スペイン語力が凄い?

注目されていた、民主党の副大統領候補にクリントン氏はティム・ケイン氏

を指名しました。

以前から噂されていた、人気のあるサンダース氏やエリザベス・ウォーレン氏

の名前も挙がっていましたがふたをあけてみれば、地味ともいえる

ケーン氏の指名です。

このティム・ケーン氏とはどんな人物なのか、そして指名した理由と背景

を調べてみました。

労働者を意識しての指名

ケイン氏は3人きょうだいの長男としてミネソタ州セントポールの

聖ジョセフ病院で生まれ、ミズーリ州カンザスシティで育ちます。

小さなクリーニング店を経営する父はスコットランド系とアイルランド系

の子孫で、母メアリー・キャスリーンもアイルランド系です。

カンザスシティのカトリック系私立高校を卒業すると、1979年、ミズーリ大学に

進学して経済学を学び学士号取得に必要な単位は3年次までに取り終えています。

大学卒業後はカンザスシティの非営利団体に就職し、ハーバード大学ロー・スクール

に入学します。この間、ホンジュラスにあるボランティア団体のスタッフを務め、

スペイン語を習得しています。

 

スペイン語がペラペラ

ケイン氏は南部バージニア州で知事や市長も歴任し、行政経験が豊富な

ベテラン政治家として知られ、スペイン語にも堪能でヒスパニック系の

有権者の支持も期待できるとされています。また、ケイン氏の地元バージニア州

は大統領選挙で勝敗の鍵を握る重要州の一つで、クリントン氏の勝利に

向け、白人の男性や無党派層の支持を集めるねらいもあり、堅実な

人選をクリントン氏は選んだようです。

 

人気よりも堅実さを優先した判断は吉とでるか?

ケイン氏は、弁護士からバージニア州知事などを経て2012年の

上院選で当選し、党内で穏健派として知られています。

バージニア州は民主、共和両党の勢力が伯仲する接戦州の一つで、

本選の行方を大きく左右する可能性が高く、これがケイン氏を選択した

決定的な理由のようです。

 

これでいよいよクリントン氏とトランプ陣営との間での論戦が本格化

していきそうです。

 

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